第73回日本消化器がん検診学会関東甲信越支部地方会

開催にあたって

第73回日本消化器がん検診学会関東甲信越支部地方会会長
三ツ沢ハイタウンクリニック　　増田　英明

この度、第73回日本消化器がん検診学会関東甲信越支部地方会の会長を拝命し、地方会開催のお世話をさせていただくことになりました。本会は来る平成25年8月31日（土）に横浜ロイヤルパークホテルにて開催いたします。歴史と伝統のある本会の会長を務めさせていただくことになり大変光栄な思いでおります。神奈川県での開催は平成12年9月の第60回地方会以来になりますが、この時の会長は横浜市立市民病院がん検診センターの今村清子先生が務められ、私も実務担当でお手伝いをさせていただきました。この第60回地方会から従来の年2回の開催から年1回の9月前後の開催となり、現在までこの開催日程が踏襲されており、本会にとって大きなターニングポイントとなった学術集会でした。一方、この73回地方会は日本消化器がん検診学会が一般社団法人に移行し、本会も関東甲信越支部として初めて迎える地方会開催になり、これも大きな転換点となる記念すべき学術集会であり、その運営にあたり大きな責任を感じております。

前述のようにこの73回地方会は本会が関東甲信越支部に移行して初めての開催になりますが、本会の名称変更に伴い、この会の名称も今回から日本消化器がん検診学会関東甲信越支部地方会と変更されることになります。又、平成25年度より秋に開催されていた部会研究会総会が行われないようになるため同時 期に開催される地方会の役割は益々、大きくなるものと思われます。本会が長らく培ってきた輝かしい伝統を継承しつつ、さらに新たなスタートにふさわしい学術集会にすべく準備を進めさせていただきたいと考えております。

去る平成24年9月8日の第72回地方会開催時に第1回プログラム委員会が開催され、主題演題の概要等、大まかな内容について決定することができました。本会会員は平成25年4月からすべて日本消化器がん検診学会会員になること、さらに本会に未入会であった主に医師の関東甲信越地区の日本消化器がん検診学会会員も参加することを踏まえ、胃がん検診、大腸がん検診、超音波検診といったカテゴリーごとに医師・技師・保健師が広く参加できるようなプログラム構成を基本的なコンセプトとしました。さらに医師の参加を促すこともあり、医師研修プログラムも試みることにしました。超音波検診については従来から行われている形式を踏襲し、さらに主題演題として「胃がんX-ｐ検診を安全におこなうために」、「胃内視鏡検診の精度管理について」、「大腸がん検診精検CF実施上の問題点」を加え、教育講演、一般演題でプログラムを構成することになりました。詳細につきましては順次、その内容が決定次第、広報していく予定でおります。又、主題及び一般演題の演題募集要項等につきましても従来通り、平成25年3月に発行されるNewsletterに掲載予定ですのでよろしくお願い申し上げます。

開催スケジュール